安倍官房長官が総裁選に事実上の出馬表明したことを受けて、カタールを訪れている麻生外務大臣は、対抗心をあらわにしています。

　総裁選の焦点の一つである日中関係について、麻生大臣は「経済が分かっていることが大切だ」と述べ、対中強硬路線が似ているとされる安倍氏との差別化に躍起となっています。麻生大臣は懇談のなかで、安倍長官の出馬宣言について、「前から出るという話だから、特に感想はない」と冷静を装いました。しかし、24日に行われた日中外相会談を受けて、中国側が関係改善に前向きになっていることを強調し、自らの外交力をアピールしました。これも、総裁選を見すえてのことです。出馬に向けて、靖国問題への対応など独自の政権構想を密かに練っているも
韦巍�安倍、福田両氏に注目度で水をあけられ、出馬のタイミングを計りかねているのが現状です。



标注假名：

　安倍(あべ)官房(かんぼう)長官(ちょうかん)が総裁選(そうさいせん)に事実上(じじつじょう)の出馬(しゅつば)表明(ひょうめい)したことを受(う)けて、カタールを訪(おとず)れている麻生(あそう)外務(がいむ)大臣(だいじん)は、対抗心(たいこんしん)をあらわにしています。

　総裁選(そうさいせん)の焦点(しょうてん)の一(ひと)つである日中(にっちゅう)関係(かんけい)について、麻生(あそう)大臣(だいじん)は「経済(けいざい)が分(わ)かっていることが大切(たいせつ)だ」と述(の)べ、対中(たいちゅう)強硬(きょうこう)路線(ろせん)が似(に)ているとされる安倍氏(あべし)との差別化(さべつか)に躍起(やっき)となっています。麻生(あそう)大臣(だいじん)は懇談(こんだん)のなかで、安倍(あべ)長官(ちょうかん)の出馬(しゅつば)宣言(せんげん)について、「前(まえ)から出(で)るという話(はなし)だから、特(とく)に感想(かんそ
う)はない」と冷静(れいせい)を装(よそお)いました。しかし、24日(にち)に行(おこな)われた日中(にっちゅう)外相(がいしょう)会談(かいだん)を受(う)けて、中国側(ちゅうごくがわ)が関係(かんけい)改善(かいぜん)に前向(まえむ)きになっていることを強調(きょうちょう)し、自(みずか)らの外交(がいこう)力(りょく)をアピールしました。これも、総裁選(そうさいせん)を見(み)すえてのことです。出馬(しゅつば)に向(む)けて、靖国(やすくに)問題(もんだい)への対応(たいおう)など独自(どくじ)の政権(せいけん)構想(こうそう)を密(ひそ)かに練(ね)ってい
るものの、安倍(あべ)、福田(ふくだ)両氏(りょうし)に注目度(ちゅうもくど)で水(みず)をあけられ、出馬(しゅつば)のタイミングを計(はか)りかねているのが現状(げんじょう)です。