およそ1年ぶりとなる日本と中国の外相会談が、カタールのドーハで行われました。麻生外務大臣は、日中関係を改善させる良い会談だったとしました。

　和やかな雰囲気で始まった会談は、予定を30分延長して終了し、日中関係の障害になっているさまざまな問題について、幅広く議論されました。中国の李肇星外相からは、小泉総理大臣の靖国神社参拝問題が提起されましたが、麻生大臣はこれまでの日本政府の立場を改めて説明し、大臣自身の参拝については、個人の信条と公の立場を考えつつ、適切に判断したいとしました。また、東シナ海のガス田をめぐる問題では、「対立の海」を「協力の海」にすることで一致、引き続き、局長級のガス田協議を加速させることで合意しました。　


标注假名：

　およそ1年(ねん)ぶりとなる日本(にっぽん)と中国(ちゅうごく)の外相(がいしょう)会談(かいだん)が、カタールのドーハで行(おこな)われました。麻生(あそう)外務(がいむ)大臣(だいじん)は、日中(にっちゅう)関係(かんけい)を改善(かいぜん)させる良(よ)い会談(かいだん)だったとしました。

　和(なご)やかな雰囲気(ふんいき)で始(はじ)まった会談(かいだん)は、予定(よてい)を30分(ふん)延長(えんちょう)して終了(しゅうりょう)し、日中(にっちゅう)関係(かんけい)の障害(しょうがい)になっているさまざまな問題(もんだい)について、幅広(はばひろ)く議論(ぎろん)されました。中国(ちゅうごく)の李肇星(りちょうせい)外相(がいしょう)からは、小泉(こいずみ)総理(そうり)大臣(だいじん)の靖国神社(やすくにじんじゃ)参拝(さんぱい)問題(もんだい)が提起(ていき)されましたが、麻生(あそう)大臣(だいじん)はこれまでの日本(にっぽん)政府(せ
いふ)の立場(たちば)を改(あらた)めて説明(せつめい)し、大臣(だいじん)自身(じしん)の参拝(さんぱい)については、個人(こじん)の信条(しんじょう)と公(おおやけ)の立場(たちば)を考(かんが)えつつ、適切(てきせつ)に判断(はんだん)したいとしました。また、東(ひがし)シナ海(かい)のガス田(た)をめぐる問題(もんだい)では、「対立(たいりつ)の海(うみ)」を「協力(きょうりょく)の海(うみ)」にすることで一致(いっち)、引(ひ)き続(つづ)き、局長(きょくちょう)級(きゅう)のガス田(た)協議(きょうぎ)を加速(かそく)させることで合意(ごうい)しました。