[天声人语]11月15日(第十七回)

楼主

阿狸Rita [离线]

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1楼

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 幕末から明治維新にかけて、坂本龍馬や海援隊士らが記した「雄魂姓名録」という
雑記帳が、京都国立博物館にある。火薬の調合法や志士の和歌からカステラの作り方
までと、内容は幅広い。 

 外国語を書き記したような所もある。少年という二文字の脇に、ヨングメンとある
。立定がスタート、静定がハルト、行進がマルスとなっている。あの激動の時代にあ
って、龍馬たちと外国語との出合いには、どこか、のどかさも感じられる。 

 それから百数十年の時が流れた。近年は、経済の国際化や世の中のコンピューター
化によって、外国語とのつき合いは複雑さを極めている。国立国語研究所が、47の
カタカナ語について、言い換えの最終案を発表した。「仮想(バーチャル)」のよう
に、既に使われているものがある一方で、「等生化?等しく生きる社会の実現(ノーマ
ライゼーション)」のような使いにくそうなものもある。 

 最近は、職場や家だけでなく電車の中や公園のベンチにも進出している物体に付け
られている「パソコン」という言葉はどうか。日頃やっかいになっているし、もう日
本語化してしまったようだが、国語研に刺激されて、あえて「神棚的電子箱」と言い
換えてみる。 

 多くの人々が毎日その前に行き、おもむろにそれを開き、そこに示されているメー
ルという「お告げ」によって、ことにあたる……。やはり、的確、端的な言い換えは
難しい。龍馬ならば、どう訳すのだろうか。 

 京都の近江屋で龍馬が暗殺されたのは、明治に改まる前年の11月15日のことだ
った。 


朝日新聞社のasahi.com 2003年11月15日から
2015/6/26 4:54:55
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