[天声人语]11月5日(第八回)

楼主

李瑶 [离线]

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1楼

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 「十万人の大唱和」。46年11月4日の新聞は、前日の皇居前広場での憲法公布祝
賀会を大きな写真入りで報じた。「国家再建の基礎を人類普遍の原理に求め、自由に表
明された国民の総意によって確定されたのである」との勅語が併せて掲載されている。
敗戦から1年余のことだ。 

 アフガニスタンの憲法草案が3日発表された。日本の憲法公布記念日を選んでの発表
というのではあるまいが、長い戦乱を経て新しい国造りに取りかかる重要な一歩だけに
、他人事(ひとごと)でないような気がする。カルザイ大統領も「日本の戦後を見習い
たい」という趣旨の発言をしたことがある。 

 憲法起草の経過説明でも「アフガン国民は戦争に疲れ、平和を切望している」と言い
、国民が初めて積極的に平和への道程づくりに参加するのだ、と憲法制定の意義をうた
う。 

 ただし「戦争放棄」のような条項があるわけではない。それどころか戦時を想定し、
権限を大統領や政府に集中する「緊急事態」条項が盛り込まれている。各地に軍閥が復
活し、内戦模様が続く政情だ。「過去のどの時期よりも事態は悪化しています」と医師
の中村哲さんも現地から訴える。 

 「他の宗教が法の範囲内で宗教儀礼をするのは自由」というものの、イスラム共和国
としてイスラム教に求心力を求めざるをえない。制度は欧米流、精神はイスラムで、と
いう方向である。 

 「憲法は完成したが、民主主義の出発であって完成ではない」。日本の憲法公布時に
いわれた言葉は、イスラム的民主主義を目指すアフガンについてもいえるだろう。 


朝日新聞社のasahi.com 2003年11月5日から
2015/7/13 10:26:55
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